
不正出血は多彩な原因によっておこります。
子宮や卵巣、膣の癌、ポリープ、子宮筋腫、子宮内膜症、膣や卵管などの炎症、子宮や膣のびらん、性交による、性感染症、頻発月経など月経異常、ホルモンバランスの崩れ、排卵出血、着床、流産によるものなどです。
まずは、婦人科医による診察・検査が必要ですが、これらの中でもはりきゅうや漢方薬の方が効果が高いものもあります。
- 癌やポリープによるものは婦人科にて外科的処置(手術)を優先すべきものですので、はりきゅうや漢方薬では対象となりません。しかし、手術後に出血が止まらない場合ははりきゅうや漢方薬が非常によく効くことも多いです。
- クラミジアや淋病などの性感染症によるものは、はりきゅうや漢方薬では効果はありません。
- 子宮筋腫や子宮内膜症、膣や卵管などの炎症やびらんは婦人科の治療を優先すべきですが、効果が出にくい場合、あるいは軽減しても反復して出血を繰り返すような場合にははりきゅうや漢方薬を併用、あるいははりきゅうや漢方薬の治療を優先した方がよいことも多いです。
- 排卵出血や、頻発月経や過長月経などの月経異常によるもの、ホルモンバランスの崩れによるものは、その原因となるような疾患があればそれに対する治療を優先すべきですが、特にその様な疾患がない場合にははりきゅうや漢方薬の効果が非常に高いです。
- 流産後によるものは、はりきゅうや漢方薬の効果は非常に高いです。同時に下腹部の違和感や痛み、体調不良などに高い効果を上げることができます。
- 性交による出血は、過度な性交や無理な性交、異物の挿入による出血は、はりきゅうや漢方薬では無理ですが、それらが原因でない場合、あるいは精神的な緊張をともなう性交による出血も含め、はりきゅうや漢方薬の治療で効果を期待することができます。
女性の膣や子宮、卵巣などの内生殖器は複雑な構造をしており、しかもデリケートな器官です。不正出血は重篤な病気によっておこるものもありますが、疲労やストレス、あるいは暑がりの体質などでも起こると中医学では考えています。生理痛など、生理の異常もそうですが、いつものこととタカをくくらないで、まずは婦人科医による診察・検査を優先し、その状態に併せてはりきゅうや漢方薬の中医学的な治療を併用するとよいですよ。